今回はクリップスタジオを初めて使う方に向けて抑えておきたい用語を解説、まとめました。

・クリスタ使い始めたいけど、よく分からない
・イラストを描く際の基礎的な事を教えてほしい
このようなお悩みを持っていませんか?
デジタルイラストを描くにあたって、分からない用語ばかりでお手上げになってしまっている方も多いと思います。
この記事では、クリップスタジオを使う際の用語を初心者向けに分かりやすく解説しました。
まずはこちらの用語を覚えてから描き始めてみてください!
クリップスタジオペイントとは


コミックスタジオやイラストスタジオ等で知られるセルシスが開発したペイント&漫画原稿制作ソフト。
プロも利用する事でも有名。
ペンやブラシが数万点用意されており、多彩なペイント表現が可能となる。
3Dデッサン人形やパースを簡単に表現できる機能があり非常に便利。
漫画原稿制作にも特化しているのでお仕事や同人の原稿に最適。
覚えておきたいデジタルイラスト用語集

レイヤー
レイヤーとは層の事であり、簡単にいうと透明のフィルターみたいなものです。
レイヤーを分ける事により編集が楽になり、失敗のしてしまう数も減ります。
厚塗りのイラストであればレイヤー1枚で描く方もいますが、アニメ塗りやブラシ塗りなど殆どのイラストはレイヤーを細かく分けて作成しています。
よく使うレイヤー

通常
そのままの意味で線画などに使用します。
乗算
重ね塗りが出来る機能です。
上から重ねて塗る事が出来るので、イラストの影などに使用します。
オーバーレイ
仕上げ加工によく使用します。
色味を足したい時や色に変化を付けたい時に使用します。
加算(発光)
光を表現したい時に使用します。
人物の周りにブラシで足す事によりリアルな効果を演出する事が出来ます。
スクリーン
髪や物などの光の表現に最適です。
細かい光の粒などもこちらで表現しています。
下描き機能レイヤー

この鉛筆マークを押すとレイヤーを下描きモードに出来ます。
下描きモードにするとこのレイヤーを表示したままでも、色塗りをする際に無視をしてくれるのでそのまま色を塗る事が出来ます。
ラフ、下描きは必ずこのモードにする事をおすすめします。
クリッピング

クリッピング機能をオンにすると、下に置いたレイヤーからはみ出さずに塗る事が出来ます。
下塗りを終わらせた後に上からレイヤーをクリッピングする事で、はみ出さずに影や塗り足しが出来るようになります。
透明ピクセルをロック

この機能をオンにすると選択しているレイヤーをロックしてくれるので、はみ出さずに塗る事が出来ます。
例えば色を変更したい場合や線の色を変更したい時によく使用します。
ラスターレイヤーとベクターレイヤーの違い
クリスタには2種類のレイヤーが存在します。
違いをそれぞれ解説していきます。
ラスターレイヤーとは
1ドットずつのピクセル(点)を利用して絵を描くレイヤー。
多彩な表現が可能で画像も加工しやすいなどの特徴があります。
殆どのイラストはこちらのレイヤーで制作されています。
ベクターレイヤーとは
線画をする際に特化したレイヤーです。
ベクターレイヤーはペンの軌跡を記録してくれているので、後の線修正が圧倒的楽になります。
描いた後の線を太くしたりカーブさせたり移動したり、思いのまま修正できます。
パースを使った背景を描く際は必ず使用しています。
レイヤーを複製
そのままの意味でレイヤーを複製する事が出来ます。
作品の仕上げによく使用されます。
複製レイヤーを作成しレイヤーモードをオーバーレイや加算(発光)、スクリーン等に変更すると、イラストの雰囲気を変える事が出来ます。
お好みで不透明度と下げたりして加工してみてください!
RGBとCMYKの違い
色の表現方法にRGBとCMYKの2種類が存在します。
RGBとは
光の3原色と言われています。レッド/グリーン/ブルーの頭文字を取ったもの。
パソコンの表現色として用いられて殆どのイラストがRGBで制作されています。
CMYKとは
色料の3原色と言われています。シアン/マゼンタ/イエロー/キープレート(≒黒)の頭文字を取ったもの。
主にデータ印刷をする際に用いられます。
パソコンでRGBで描いたものをそのまま印刷してしまうと、色味が変わってしまいます。
印刷する際は必ずCMYKに変換をしましょう。
RGBで描いたものをCMYKに変換すると殆どの場合、色味がくすんでしまいます。
最初から印刷するていで制作する場合には、クリスタの設定で表現色をCMYKに変えた上で制作した方が無難だと思います。
表現色の変え方
表示→カラープロファイル→プレビューの設定 から変更出来ます。

ここのRGBになっているところをCMYKに変換すればOKです。
詳しくはこちらのサイト様で紹介されています。
https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/553
まとめ

ひとまずこれさえ覚えておけば大丈夫です!
一気に沢山の情報を頭に入れてしまうとパンクしそうになるので、今日はここまでにしておきましょう♪
まずは使い慣れるところからで、分からないところを徐々に理解していけばOKです。
また詳しく記事にします!
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